電力自由化と太陽光発電の関係性

「電力自由化と太陽光発電の関係性」というテーマで、電力自由化についてのおさらいと売電価格への影響についてご紹介していきます。

◆目次◆
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  1. 電力自由化についてのおさらい
  2. 電力自由化による売電価格への影響
    • 電力自由化で売電価格はどうなった?
    • 新電力が提供する電気のプレミアム買取とは?
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1.電力自由化についてのおさらい

電力自由化については、以前のブログでも説明させていただきましたが、読まれていない方や、お忘れの方のためにもう一度ここで簡単におさらいします。

これまで消費者は、指定の電力会社から電気を買って利用していました。電気は私たちの生活になくてはならない重要なライフラインですので、安定供給が重要です。そこで、しっかり管理されている地域の電力会社からしか買えないようにすることで、安定的な電気が供給されていたといえます。しかし、電気が特定の電力会社からしか購入できないとなると、必然的に電気料金は高くなってしまいます。

この問題を解決するために始まったのが、電力自由化です。これにより、さまざまな企業が電気を販売することができるようになり、価格競争が起こることで電気料金が下がるなどのメリットが生まれることとなりました。

電力自由化による売電価格への影響

電力自由化で、太陽光発電による売電にも変化が起きました。具体的にどのように変わったのかご紹介します。

電力自由化で売電価格はどうなった?

電力自由化のメリットの一つである「電気料金の低価格化」ですが、これが起こった理由は様々な企業の新電力への参入です。つまり価格競争により、電気料金がどんどん安くなっていったわけですが、売電についても同じことが起こるといえます。

以前は太陽光発電による売電価格は高かったものの、ここ数年で下落傾向にありました。
以前の売電価格は、太陽光発電システムを普及させるために高く設定されていたからです。
売電価格は下がりましたが、太陽光パネルの性能向上や品質向上によりイニシャルコスト、ランニングコスト共に下がっており、10年以上の長い目で見ると売電価格が高かった頃と条件は変わらなくなってきています。
しかし、電力自由化で新電力事業者が増えたことにより、売電価格が再び上昇する余地が出てきたという見方もあるのです。少なくとも売電先の選択肢が増えることで、できるだけ高く買ってもらえることは可能になりました。

新電力が提供する電気のプレミアム買取とは?

電力の売電価格について注目が集まっているのが「プレミアム買取」というサービスです。プレミアム買取は新電力が新しく提供している電気買い取りのサービスのことで、一般的な売電価格よりも高く買い取ってくれるというものです。基本的に売電価格は固定買取価格に基づいて決められていますが、プレミアム買取だとその固定買取価格に1円や2円程度上乗せしての買い取りになります。

例えば1kWh33円のところを34円で買い取ってもらえるという具合です。「1円ぐらいで変わるの?」と思われるかもしれませんが、長い目で見ればこれは大きな差になってきます。特に法人で大容量設置している場合、50kWhの容量で全量買取だと、1円でも20年間で100万円も売電収益がアップするケースもあるのです。消費者が売電先を自由に選べるようになったことで、太陽光発電での売電は再び注目されているといえるでしょう。